【動画】空き家が増える主な要因について解説します
こんにちは!
空き家相談士・相続診断士 密原哲雄です、
今回は空き家が増える代表的な4つの要因について解説します。
1つめ『少子高齢化』
少子高齢化によって人口がどんどん減少してまいります。それに伴い住宅の空き家が増えていきます。
2つめ『住宅の増加』
平成30年度の新築住宅が約100万戸増えています。
その反面建物の解体数につきましては約10万戸にとどまっております。
未登記の建物の解体数は分かりませんが仮に10万戸あると想定した場合。。。建物の解体数は20万個となります
新築住宅100万戸-(解体10万戸+未登記建物10万戸)
=80万戸
年間80万戸の建物が増えてると想定されます。
1つめの『少子高齢化』で人口が減少していっているにも関わらず建物は増えているというような異常な状態になっています。
3つめ『都市部への人口集中』
立地適正化計画ご存じでしょうか。
総務省が打ち出している発展させる町とそうでない町を二極化していく方針のことです。
今すでに地方では人口が減少し、空き家が増加しています。自治体の税収も大幅にダウンしこれからは財政破綻する自治体も増えていくと予想します。
そうならないために、広範囲に広がっている住居エリアを駅前などの便利なところにどんどん人を寄せ集めて、便利で効率の良いコンパクトな街づくりを行っていく方針です。
これからは都市部から離れている地域にはどんどん空き家が増えていき大きな社会問題に発展すると思います。
4つめ『相続』
住宅を取得した経緯で相続が大体何%くらいあると思いますか?なんと52%が相続で取得となってます。
新築住宅や中古住宅を取得のように【住む】ための取得ではありません。
今は住宅ローンの金利も安くなっていて、住宅をすでに持っている方が多いのですが、そういう方々が相続によってご実家などを取得したときは住み替えは行わず【空き家】になるといったケースがほとんどです。
空き家は放置すると防犯や防災にも良くないうえに景観も悪化させてしまいます。
空き家になった家を放置しておくといざリフォームをしよう!と思った時に費用がかかってしまったり、売却のときも思ったような値段で売れず損をしてしまいます。
空き家が増えることによって資産の低下、治安の悪化などのリスクが伴います。
早めの対策で空き家で損をしないようにしましょう!