コラム

贈与

贈与税を抑えたい!相続時精算課税とは?

子どものために資産を貯めていたのに、贈与税でこんなに減ってしまうの?

そんな方におすすめの制度に相続時精算課税という制度があります。

そこで今回は相続時精算課税とはどういう制度なのか、またそれを利用した際のメリットについてご紹介させていただきます。

□相続時精算課税とは?

相続は誰にでも起こりうることですが、そのときに相続税についての知識がないと高額な相続税がかかってしまい遺産を手放すことになってしまいます。
相続時精算課税という制度を聞いたことはあるでしょうか?

これはうまく使うことで相続税を節税することができる制度になります。

まずはこれがどういった制度なのかについてご紹介します。

 

*相続時精算課税の目的

これは高齢者が持つ財産を次の世代に移転し、有効活用をしていくことが目的の制度です。

相続が起こった際の相続税、贈与税を精算することができます。

 

*相続時精算課税の仕組み

この制度を使うと総額2500万円までが非課税になります。

贈与者がなくなり、相続をするときに贈与した財産を加算し相続税を算出しますよね。

このときに算出した相続税からすでに支払っている贈与税を差し引き、納付税額を算出します。

つまり本来の課税価格から贈与税を差し引き、税率を掛け合わせることで納付税額を求められるわけです。

 

*実際の税額を計算

母から子へ3000万円の財産を相続するとします。

このとき相続時精算課税を使用します。

そうすると2500万円分の税は控除されるため、次のような式になります。

( 3000万円 - 2500万円 ) × 20% = 100万円

これはこの制度を使用しない場合に比べ大幅に節税が可能ですよね。

□相続時精算課税を利用するメリット

この制度を使用するメリットは、特別控除の大きさにあります。

この制度を使用せずに相続時精算課税の上限である2500万円を非課税で贈与する場合は、23年もの月日がかかってしまいます。

しかしこの制度を使用すると1度ですべて非課税で贈与することができます。

これは非常に大きなメリットですよね。

□おわりに

今回は財産の相続をするときに知っておきたい相続時精算課税とはどういうものか、またそのメリットについてご紹介しましたがいかがでしたか?

せっかく子どものために貯めてきた財産ですから、それは最大限相続してもらいたいですよね。

そのためには今回ご紹介した相続時精算課税という制度を覚えておきましょう。

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