実家の相続をする時に、実家を売却して相続する事を考えている人も多いのではないでしょうか。ですが、実家を売却してから相続する時には、いくつか気を付けなくてはいけないポイントや注意点があります。これを知らないで相続すると、後に大きなトラブルへと発展する可能性もあります。そこで、実家を売却してから相続する時のポイントや注意点を紹介します。

 

実家の相続が決まったら必要な手続き

 

実家を相続した時に行わなくてはならないのが、相続登記という手続きです。相続登記というのは、不動産を相続した人の名義に変更する事です。なぜ名義を変更しなくてはいけないのかというと、不動産の所有者が誰なのかをはっきり明記する必要があるからです。不動産の名義を変更するには、法務局で登記簿謄本を取得し、市町村役場では相続人全員の戸籍謄本や印鑑証明書、不動産の固定資産評価証明書など様々な書類を集める必要があり、かなり手間暇がかかります。実家を売却してから相続する事で、この手間暇を省く事が出来ます。

 

実家を売却してから相続するときのポイント

 

実家を売却してから相続する時のポイントは、購入した時より高く売れるかどうかという事です。なぜなら、実家を売却してから相続する時には、譲渡所得に対する課税が発生するからです。譲渡所得は、家の所有期間によって変わってきます。万が一、親が購入した時よりも低い金額でしか売れないと、譲渡損失となってしまいます。実家を売却してから相続するかどうかは、まず実家を査定してもらってから決める事が大切です。

 

実家を売却後に相続する際に気を付けたいこと

 

実家を売却して現金化した後も気を付けなくてはいけない事があります。それは、実家を売却した後の現金を、そのまま持ち続けるという事です。現金のまま持ち続ける事は、相続後に不利になる可能性があるのです。なぜ不利になるのかというと、高い相続税を払わなくてはいけないからです。実は、現金のまま持ち続けているよりも、不動産を購入する事により相続税を軽減させる事が出来るのです。不動産を購入した方が軽減される理由は、固定資産税の評価額が適用されるからです。実家を売却した後には、不動産を購入するなどして、節税対策をしておく事も大切です。

売却後に実家を相続するならきちんと手順を踏もう

 

売却してから実家を相続する事は、手続きを省く事が出来るので検討したいと思う人も多いでしょう。ですが、きちんと手順を踏まないで行うと、後で後悔する事にも繋がります。大切な事は、実家の正しい査定額を知る事です。査定額によって、売却してから相続する事が正しいのかどうかが分かります。また、売却後に不動産を購入する事で節税対策にもなります。まずはきちんと手順を踏んで相続しましょう。